この章の内容は次のとおりです。
リソース組織階層の最上位を定義し、プロビジョニング・ルールを設定した後で、UIで数人のユーザーを作成すれば設定をテストする準備が整います。 プロビジョニング・ルールが正しく動作することを確認するには、階層の最上位ユーザー、営業管理者の権限を持つユーザー、および他の数名のユーザーを作成する必要があります。 その他のユーザーは、次の章で説明するようにインポートすることをお薦めします。
階層の最上位ユーザーを作成し、そのユーザーを前の章で作成した最上位のリソース組織に割り当てます。 このユーザーにマネージャは割り当てません。
階層の最上位のすぐ下から順に、残りのユーザーを作成します。 上から順に行うのは、作成するユーザーごとにマネージャを選択する必要があるためです。
詳細は、この章の「UIを使用した営業ユーザーの作成」のトピックを参照してください。
次の手順を実行して、UIを使用して営業ユーザーを作成します。
設定ユーザーとしてサインインし、「ナビゲータ」の「マネージャ・リソース」の見出しの下にある「ユーザーの管理」リンクを選択します。
「ユーザーの管理」ページで「作成」をクリックします。
「ユーザーの作成」ページが表示されます。
ユーザー名と一意のEメール・アドレスを「個人詳細」リージョンに入力します。
通常、レコードを保存したときに、アプリケーションによって最初のサインインのための認証情報がこのEメール・アドレスに送信されます。ただし、この前に企業ページで別のEメール・アドレスを指定した場合は、そのEメール・アドレスにEメールが送信されます。
「採用日」はそのままにすることも、別の日付を入力することもできます。 入社日やその他のフィールドはOracle Sales Cloudでは使用されません。 これらはOracle Human Capital Management Cloudを実装する場合のみ重要です。
「ユーザー詳細」リージョンにユーザー名を入力します。
「ユーザー名」フィールドを空のままにすると、ユーザー名が自動的に作成されます。 デフォルトでは、ユーザー名としてEメールが使用されます。
「ユーザー通知プリファレンス」リージョンでは、「ユーザー名およびパスワードの送信」オプションを選択したままにしておきます。 認証情報のEメールを、指定した別のユーザーに送信する必要があります。
「雇用情報」リージョンで次のように入力します。
「Personタイプ」一覧から、「従業員」を選択します。
「雇用主」から、Oracle Sales Cloudのサインアップ時に提供した情報を元にOracleによって作成された雇用主を選択します。 選択できる値として1つのみ表示されるはずです。
「ビジネス・ユニット」一覧から、サインアップ時に作成されたビジネス・ユニットを選択します。 選択できる値として1つのみ表示されるはずです。
「リソース情報」リージョンで次のように入力します。
「リソース・ロール」リストで、リソース組織でのユーザーのロールを選択します。
レポート・マネージャ・リストからユーザーのマネージャを選択します。 ユーザー階層の最上位ユーザー(CEOなど)を作成している場合、このフィールドは空白にしておきます。
作成しているユーザーがマネージャの場合、そのマネージャのリソース組織を作成してあれば、「組織」リストからリソース組織を選択します。
リソース組織をまだ作成していない場合は、
「組織」リストの最後で、「作成」リンクをクリックします。
リソース組織の作成ウィンドウが表示されます。
組織名を入力します。
「営業」オプションが選択されていることを確認し、「OK」をクリックします。
作成しているユーザーがマネージャではない場合、リソース組織はマネージャから自動的にコピーされます。
「ロールの自動プロビジョニング」をクリックします。
アプリケーションにより、設定したプロビジョニング・ルールに従ってエンタープライズ・ロールがプロビジョニングされます。 各ユーザーは、ジョブ・ロールの他に「リソース」抽象ロールと「従業員」抽象ロールを持つ必要があります。